悩める会社員に刺さる話
あなたの”これから”のヒントに・・・
仕事

月曜日の憂鬱

サザエさんを見て

「ブルーマンデー症候群」という言葉をご存知でしょうか?これは世界的に言われている言葉で、日本では「サザエさん症候群」と言った方が馴染みのある言葉かもしれませんね。

多くの会社員は日曜日が休日になりますが、翌日の月曜日からの仕事を考えると憂鬱な気分になる・・・・というのでこの言葉が生まれたようです。

サザエさんは多くの地域で日曜の18時30分~放映されます。せっかくの休日も終わりに近づき、明日からの仕事漬けの1週間がまた始まる・・・「はぁ、憂鬱だな」こんな感じですね。

私も同様の経験をしてきました。私の場合は、サザエさんを見ている時よりもイッテQを見終わり、「音のソノリティー世界でたった一つの音」の導入音楽を聴いたときに、一気にそういう憂鬱な気分になりました。あの独特の、導入音楽。音楽自体はとても良い曲なんですけどね・・・・・

心身ともに気を付けるべき

サザエさん症候群の主な理由は、

  • 職場の人間関係に悩んでいる
  • 仕事がうまくいっていない
  • 多くの業務に追われている

などの理由が挙げられますが、当然ながら人それぞれ異なります。

そしてこの憂鬱な気分は、「うつ病」や「うつ状態」とまでは言えないとしても軽視してはいけないストレス状態なんです。

厚生労働省「自殺対策白書」によると、平成30年の発見曜日別一日平均自殺者数は、男女ともに月曜日の自殺者が最も多く、祝日や年末年始が最も少なくなっているというデータがあります。

また、男性は女性よりも自殺のリスクが高い傾向にあり、「経済・生活問題」「勤務問題」の理由で自殺する割合が高く、女性よりも仕事中心で経済的責任を感じているためと思われます。

下記の表は、平成30年における年齢階級毎の死因別表ですが、49歳までのいずれの年代も自殺を死因とする割合が高いことが分かります。

(参照:厚生労働省 令和2年版自殺対策白書より)

また、ある調査結果では精神的・身体的ストレスにより、月曜日に心筋梗塞を発症しやすいとの結果も出ています。以上のことから、月曜日は病気や症状が起こりやすい曜日だとも言えるんですね。

具体的な対策は・・・ない?

この「月曜日のリスク」から逃れる方法はあるのでしょうか?

ネットを叩いてみると、

  • 日曜日は予定を入れず、できるだけ仕事のことは考えない
  • リラックスをする
  • 憂鬱になるのは自分だけじゃない
  • 月曜日はなるべく予定を入れない
  • 負担が軽い仕事から始めるようにする

などありましたが、私の経験から言えば、どれも理想論だなと・・・・・リラックスや仕事のことを考えなくても日曜の夜になれば否が応でも頭に浮かんできます。

私が新卒で入社した金融機関で働いていた頃、数字のノルマが厳しくて、眠りながらも「あのお宅でこの商品をお願いしよう」「この家にはあの商品をお願いしてみよう」と夢にまで見ていたことがありました。おそらく、数字を持たされている方はこんな経験、多いのではないでしょうか。

でもね、「憂鬱になるのは自分だけじゃない」というのは確かに有効な手段かもしれません。これも私の経験談になります。

 

 わたし
 わたし
専務、〇〇を説明に行く時ってどんな気分なんですか?もう仕事と割り切って淡々とこなす感じなんですか?

 

専務
専務
そりゃぁ、イヤだよー。次の週にあそことあそこの銀行の役員に会って説明しなきゃいけないなんて、考えただけで気が重くなるよー。

 

私は42歳である支店の支店長となり、専務取締役と同行訪問をする機会というのが幾度となくありました。当時、保証会社に勤務しており、専務と銀行や信用金庫の頭取・理事長宛てに訪問をするのですが、移動の際の車中で上のような会話をしました。2日も3日も一緒に廻るので、最後の方は話すことが無くなってくるんですね・・・・

その専務、金融機関役員の懐に入るのが上手で、ご一緒させていただいてとても勉強になりました。また、金融機関からの信頼も厚く、「やっぱ経験積んでる人は違うな~」と心の中で思っていました。

そんな専務も、気が重くなる・憂鬱になる時があるんだと、ちょっと新鮮に感じた記憶があります。非常に厳しい方で、私も何度怒られたか分かりません。理不尽でない分、余計に胸に刺さるんですが、そんな方でもビビったり、イヤになることがあるんだなと思うと、「経験値の少ない自分がそうなるのは当たり前だよな」と思いました。

ちなみにその専務取締役、東証一部上場企業で№2のポジションでしたので、山あり谷ありの社会人人生を送ってきたと思うのですが、そんな方でも「憂鬱になる」んです。

結局、考え方次第

私が会社員時代に考えるようにしていたのが、年間における休日の割合です。

私の場合は土曜、日曜と祝日が会社の休みでした。その他に年末年始休暇で6日間、リフレッシュ休暇が5日間。そして有給休暇が最長で20日間付与されていました。今考えてみれば、まあ恵まれていた方ですね。ただし、有給休暇は殆ど消化できずに年度が終わることが殆どでした。

仮に有給休暇の20日間を1日も消化しなくても、年間の休日は127日になります。(令和3年の場合)

1年間における休日の割合を計算すると、

365日(1年間の日数)÷127日(休日日数)=34.7%

となり、1年間のうち65%しか働いてないんだということが分かったんですね。10日間の内、3.5日も休めているんだと。そう考えると、6.5日頑張って、3.5日を有意義に過ごした方がいいなと思えるようになったんです。

「何となくイヤだな」ではなく、「結構な割合で休日ってあるんだ」と数字で把握したことで、気分的には楽になる自分がいました。

悩みは尽きない

現在、私は会社員を辞めて自分で事業をしています。

日曜のサザエさん、その後のTOKIOの鉄腕ダッシュ、イッテQ、そして音のソノリティも心穏やかに見ることができています。「サザエさん症候群」とは離れた場所にいます。

ただ、別の悩みもあります。

「売り上げが思うように上がらない」や「資金繰りをどうしようか」など、会社員時代とは違う悩みが山積しています。

会社員時代、「自分で事業やっている人はいいなぁ」なんて考えていましたが、結局、「隣の芝生は青く見える」なんだなと、会社員と事業主の両方を経験した実感としてあります。

会社員には会社員の、事業主には事業主の良いところがありますが、どちらも一長一短、結局はその場所でやっていくしかないんですね。

「サザエさん症候群」は誰しも感じていると認識し、「10日のうち3.5日も休めるじゃーんっ」と前向きに捉えることで、「月曜日の憂鬱」から少しでも脱却できるよう、陰ながら願っています。

それではっ。

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25年の会社員生活を送り、独立した筆者が送る、会社員の道しるべ。

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