悩める会社員に刺さる話
あなたの”これから”のヒントに・・・
仕事

ポスト(=役職)の現実

ポストへの期待

会社員として働いていれば、大なり小なり、誰しもが出世したいと思うはず。上に行けば行くほど責任が増してきますが、その分給与もアップしますし自分の仕事の幅も拡がります。

名刺を差し出した際、何も役職(=ポスト)が付いてないのとあるのとでは相手の反応も違いますし、ポストが高ければ高いほど、その違いは顕著です。

私も経験しましたが、自身がまだ係長くらいで商談相手の方が部長さんだったりすると、それだけで気後れしてしまった記憶があります。ヘタレなのがバレバレなんですね・・・

若いうちは、「ポストを取りに行く」立場なので、要は追いかけている状態です。目標がある人は強いですよね。

  • 何をすべきか?
  • 自分は企業の中での立ち位置はどこなのか?

こんなことを考えながら、数年先のポストを見据えて業務を行っている方も多いと思います。

ただし、それも40歳少し手前位まででしょうか。悲しいのですが、それくらいの年齢になると、その企業における自分の立ち位置というものが明らかになってしまうんですね。

要は、ラインに乗っているのか否か、というやつです。

入社した時から、違う

私は金融畑でしか生きてこなかったので他の業種は分かりませんが、金融に関して言えばラインに乗っている(=出世コースに乗っている)かどうかは入社時に決まっているような気がします。

私が大学を卒業して入社した金融機関の話ですが、地元でトップの高校・国立大学を卒業したA君は、配属先からして他の同期とは違っていました。

大学時代の友人は千葉県の第一地銀に内定が出て、内定者研修の際に感じたこととして以下のように話してました。

「既に差ができてたよ」

彼が言うには、その銀行は将来の役員候補としてトップレベルの国立大学から毎年学生を採用し、色々な部署を経験させてゼネラリストとして成長させていくそうです。そして内定者研修の扱いからして違っていた、と言うんです。何がどう違っていたのかは分かりませんが、その違いは明らかだと言ってました。

私は転職を経験し、最終的には住宅ローンの保証会社に籍を置きましたが、支店長としてある地方の支店に異動した際にも同様のことがありました。私の業務はその地域の金融機関本部の方と折衝することが多かったのですが、メガネで有名な県の第一地銀の担当者と話しをしていた際、「今度異動してくる〇〇さんは役員候補だから抑えておいた方が良いですよ」と言われました。

その方は私とさほど年齢差も無かったのですが、京都大学を卒業後、その銀行内では王道と言われる店舗や部署を渡り歩いていました。その後何度もお会いしてお話をする機会がありましたが、偉ぶることもなくとても腰の低い方でした。そしてその方は数年後、その銀行の役員に名を連ねていました。

ラインから外れる

一般的にいう、「仕事ができるかどうか?」ではなく、学歴によって役員までのラインが決まってしまうというのは金融業界独特のものかもしれません。

仮に学歴が高かったとしても、「仕事ができる」に直結するとは限りませんから。そういう意味で言えば、金融というのは旧態依然の業界であると言えるのかもしれません。

上記のケースは極端な例だとしても、40歳を手前にすれば自分がラインに乗っているのか否かは分かります。ご自分がどんなに出世欲があったとしても、他者評価で決まる以上どうにもなりません。

支店長として地方店舗へ赴任するまでは、私もラインに乗れていたと自負しています。しかし、そこからはラインから外れてしまったようです。次の異動先を見れば、そう自覚せざるを得ませんでした。

私自身は出世欲というのはあまりなかった方ですが、それでも今までの役職を離れると色々と考えてしまいました。きっと、廻りの方はそれほど意識していなかったと思いますが、自分では落ちぶれた感がありました。それから3年後、体調を崩したこともあり20数年の会社員生活に見切りをつけて起業をしました。

自身の会社員人生を振り返り悔いはありませんが、最後の辞め方だけは、もっと違う方法があったのではないかと今でも考えます。

ポストが無くても

ポスト(=役職)の数は限られています。部付部長の様に、名前だけのポストも用意されていますが、いずれにしてもポストに付けない方は必ずいます。

私はポストに就くことができたからこそ、それを失った時のショックが大きくて後ろ向きなことばかり考えてしまっていたのかなと今では思います。「この会社には自分の居場所が無くなった」そんな気持ちが生まれていたんです。

でもね、会社を離れてみて思いました。「別にポストなんていいじゃん」って。その会社でのポスト(=役職)であって、人間的な価値では無いですし、そのポストもいずれは手放さなくてはいけないものなんですよね。若い職員もいるわけですし、循環をしていかなくては、企業に成長はありませんから。

ポストによって手当ての違いもありますが、今はネット環境が充実しているので副業なんかもしやすいんですね。ネットを叩けばそんな情報も溢れていますから、手当て分なんて稼ごうと思えば稼げるはず。

「今以上のポストは見込めないかな・・・・・」

40歳前後でこう自覚したら、働き方を変えるのも一つです。会社との関係を見直し、ご自分の幅を広げることに注力した方が良いかもしれません。副業しかり、趣味しかり、家族との関係もそうでしょう。

ただし1つ言えるのは、私のように会社を辞めないことです、絶対に。

転職するにしても40歳前後での転職はかなりハードですし、新たに人間関係を築くこともキツイかなと思います。起業に関しても、軌道に乗るまでは金銭的にも精神的にもかなりヘビーですからおススメはしません。

ポストは、その会社内での役割だと割り切れば、執着しなくて済むんじゃないでしょうか?執着した私からの、アドバイスでした。

それではっ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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25年の会社員生活を送り、独立した筆者が送る、会社員の道しるべ。

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