悩める会社員に刺さる話
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仕事

起業をしてみて④(世の中、そんなに甘くない)

ネットを叩いてコスト削減

金融機関に提出した事業計画書は、かなり希望的観測値で作成したため、その通りにはいかないのは織り込み済みでした。ただ、最悪でも数値の半分程度で推移をすれば、2期目からは利益を出せる計画でした。

会社を起ち上げてから準備期間を半年ほど設けて対応し、その間は取引先との折衝や商標登録のために特許庁へ何度か通ったりといった活動をしました。少しでもコスト削減のため、自分で出来ることは何でもしたんです。

今は本当に便利な世の中で、ネットを叩けば大抵のことは分かります。

  • 自分で出来ることなのか?
  • どの程度時間が掛かるのか?
  • 書類の書き方
  • 注意点

様々な情報をつなぎ合わせれば、自分なりのマニュアルが出来てしまいます。起業にあたってネット情報を使わない手は無いですし、無駄なコストを省くためにはもってこいです。

こうして、当初計画したスケジュール通りに進まないこともありましたが、概ね問題はなく、何とか営業活動をスタートすることができました。

計画値との大幅な狂い

私が立てた事業計画書の数値は、ほぼほぼネットから得た情報を参考に作成しています。例えば、サンプルを配布すれば何パーセントのヒット率があるといった情報を取り入れ、そこにストレスを掛けて低めに数値をたたき出しました。

ストレスを掛けてたたき出した数値でさえ、

 

ホンマこんなにうまくいくんかいな・・・

 

というようなものでした。

それまで経験してきた業界、金融とは全くの異業種で起業したため、根拠となるデータを持っておらず、ネットの情報を信じるしかありませんでした。今、考えてみれば浅はかだったというしかありません。

そして、異業種で起業したことのデメリットが他にもあります。業界の常識が分からない、ということです。私の常識が業界の非常識であったりしたことも多々ありました。

金融という、どちらかというと堅い業界に慣れ親しんできた私にとっては、起業した業界の常識は私の非常識であったわけです。

異業種での起業は、弊害の方が多かったなとつくづく思います。

ちなみに、ネット情報の数値を参考にたたき出した計画値と実績値を比較すると、散々たる結果で着地したことを付記しておきます。

想定外の出来事

事業に限らず、生活していく上では何が起きるか分かりません。事件や事故もありますし、宝くじに当たるといった嬉しい想定外もあります。

私が起業をして営業活動を始めた矢先、想定外の出来事が起こりました。コロナウィルスのまん延です。

営業活動を始めた同じ月、横浜港に到着した大型船の乗客に、コロナウィルスに感染した懸念があるとのことで、船から降りられなくなったという報道が盛んに流されていました。

正直言えば、対岸の火事という認識で報道を見ていましたが、それから日を置かずに小中学校が休校になり、営業活動を始めた翌月には通常の営業活動が出来なくなってしまいました。

未だに事業に影響がありますが、私だけに課された条件ではないので、この環境の中で何とか生き抜いていくしかないと考えています。

余剰資金は重要

計画値と実績値の乖離により、様々な点を切り詰めなくてはいけなくなりました。それは現状も同じです。

家賃などの固定費は仕方ないにしても、切り詰められる点を洗い出してかなり切り詰めて事業継続をしています。

法人から私への給与というものも、帳簿上では支給していることにしていますが、実際には払っていません。というか、払えない状況です。

前職での貯えがあったおかげで生活は出来ていますが、それが無ければとっくに事業を畳まざるを得ない状況が続いています。

カツカツの状態ではなく、余剰資金があるというのは心に余裕を生んでくれることを本当に感じています。

諦めない心と諦める時期の見極め

とは言え、いつまでも余剰資金があるわけではありません。事業の状況を見極めて、これからどの方向に進むかを考えています。

 

事業を続けるべきか?他の事業を買収するか?それとも会社員に戻るのか?

 

諦めない心を持つのはとても重要だと思います。今日がダメでも、明日に売上があるかもしれないですしね。「継続する」ということはとても大切だと思います。

一方で、自分がどれだけ強い思いを持っていても、それが相手に伝わるとは限りません。しかも、競合他社も多く、いわゆるレッドオーシャンと言われる市場で競争をしていると、自らの立ち位置というのは分かってきます。

 

起業する

 

これはとても魅力的な言葉です。一国一城の主になるというのはとても素敵ですもんね。

でも、実際には厳しい現実も待っています。

お金を稼ぐというのは、大変なことなんだと改めて思います。

私は起業したことを後悔していません。昔から、

 

やらないで後悔するのと、やって後悔するのがあった場合、ワシは後者を選ぶな~

 

という思いが強かったです。

「失敗は成功の基」という言葉もあります。現時点では、失敗を認めざるを得ませんが、今に見てろよ、という気持ちも心の片隅なります。

私の起業経験談が参考になれば幸いです。

それではっ。

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25年の会社員生活を送り、独立した筆者が送る、会社員の道しるべ。

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